サイコ・ジュアッグ
いつもの妄想設定は以下の通りです。
開戦前よりジオン軍内部でジャブロー基地攻略用として開発されていた水陸両用MSを全身に渡る高気密性と水中での機動性を確保するパワーを生み出し、更に内装式のビーム兵器をドライブできる高出力ジェネレータを搭載している部分に着目し、オデッサ陥落直後から大戦末期に掛けて宇宙で転用するプランが散見されており
その一つのケースが今回の「サイコ・ジュアッグ」である。
当初、脚部とバックパックを推進器に変更した高機動砲撃機「リック・ジュアッグ」として計画されていたがフラナガン機関の中にその異形で類を見ない大きな頭部の容積と長く伸びた鼻状の冷却ダクトに着目した技師が小型化されたとはいえ一般的な18m級人型MSには搭載が難しい当時最新のサイコミュ・デバイスを内装することを発案した。
この時のサイコミュ・デバイスこそ後に語られる「人工脳」である。
人工脳を頭部に内装し両腕部を有線コントロール式5連装ビーム砲、背部には上面に開発直後のファンネルを9機と下面はブースター及びプロペラントタンクを搭載したファンネルコンテナユニット、両脚部は「リック・ジュアッグ」を更に推し進めた大型プロペラント・ブースターが装備された。
また長く伸びた鼻には冷却触媒及び冷却装置が配置され大熱量を発する「人工脳」の冷却を行っている。
高濃度ミノフスキー粒子散布下におけるサイコミュ実験時にも容易に目視で識別できるよう塗装は白を基調に機体各部に赤のラインが記されているため、これに準じた塗装を施されている。
頭部に表記されている「N P C B」は「Newtype Psycowave Communication Booster(ニュータイプ感応波伝達増幅器)」の略でありサイコミュ・デバイスである「人工脳」を指している。
実験結果及び実戦配備について公式な記録は一切残されておらず、終戦後にア・バオア・クー要塞戦の初旬にサイコミュ高機動試験用ザクと共に目撃情報があったということだけに留まっている。